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王様の耳はロバの耳

真実

勝地くんとジムに行ったのは、
役作りではなくプラベだと思いますが、

またムキムキになっちゃうんでしょうか??  (>_<)

くらいしすではスーツがパンパンだったのに、
今回は、昔みたいに薄べったくなった安吾くん。

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このドラマの絵は、緑がかった色調と暗いトーンが印象的ですが、
「光と影」の使い方も秀逸だったと思います。

監察官の事情聴取を受ける時に、
両手をきちんと膝の上で丸めているところも、

「真っ直ぐな」警察官であることを示していますよね。


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そして安藤が、
まるで石川の揺れる心を代弁するかのように

「誇りを持って成したのだから、堂々と自首しなさい。
 でも、そうするともう他の被害者の霊を救えませんよ・・・」

と耳元で囁き続ける間、
全くまばたきしないで、深い湖の底のような眼をしているのが、凄いです。


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演技のうまい、魅力的な俳優さんはたくさんいますが、
肌の内側からパッと輝くような煌めきを出せる人は限られていて、

これは誤解なきように読んでいただきたいのですが、
たとえば西・島さんやハセ・ヒロさんは、

大人の男の静謐な魅力に溢れていますが、
でもちょっとくぐもった、複雑でミステリアスな輝きだと思うのですが、

旬くんは、シンプルに少年ぽさ全開の、
こんなキラッキラに輝く瞳もできるんですよね。(*^^*)


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それなのに、この石川安吾役では、エンケンさんも驚く
「死んだ眼」をし続けて、

その中で、悔恨とか、葛藤とか、決意とか、
そういう感情を表現していて、見事でした!


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そしてついにその暗い瞳をあげて、
でもカケラの光もたたえないまま、

「思い出せないんです・・」

硬そうな長椅子で夜を過ごしながら、
何を思っていたのでしょうか。


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そして、いつの間にか寝落ちしている姿も、また美しい。

寝るつもりはなかったのに、疲労から、崩れ落ちてしまっていた様を、
不自然に腕を伸ばした、くたりとした体勢で表現していて、

起こされて、半分寝ぼけ眼の表情が、愛おしく、悲しいです。 (T_T)
昨日のすべてが、悪い夢だったらいいのに・・


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そしてここから身体を起こして、洋さんを見上げる時の、
よるべない子供みたいな瞳が、私のベスト3の一つでした〜 (^o^)



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洋さんには、蜷川シェイクスピアでたくさんお世話になって、
特に「間違いの喜劇」の二人が印象的だったので、

なんだか、この作品でも安吾くんを見つめる洋さんの眼が優しく見えて、
厳しい監察官助手ではなく、愛情を持って接してくれている気がして、

よけいに切なかったです。(T_T)

そして、基本的に、
寝起きの無防備な姿を晒している異性、というのは魅力的なものですから、

襟元を緩めてスーツにしわが寄ったこんな横顔さえ、
愛おしいです。(*^^*)


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弱く柔らかい朝日に照らされた、
このセピア色の感じがたまりません。


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安吾が深く沈めば沈むほど、
また浮上して、立ち上がる時の魅力が増すわけですから・・(^^)

現場検証に向かう車に乗り込む時も、
いつもの颯爽とした歩き方は影も形も無く、

ふらふらと、肩を落として歩いていきます。
本当に、安吾になりきっているんですよね。

旬くんが演じていて、しんどいのがわかります。(T_T)


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しかし、現場に向かう車の中で、
交差点に立ち尽くし、じっと見つめてくる女性に出会います。

この、被害者の名前が「まみ=真実(しんじつ)」なのは、
金城さんのことだから、きっと狙ったネーミングだと思います。


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被害者、それを救うことこそが、
安吾にとっての「真実」

銃弾を頭部に受けてなお、生かされたことの意味。

この車の中で、安吾は真実に出会ってしまった。
そこで初めて、久高が驚くほどの強い眼差しが浮かびます。


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最初は、女性を車が轢いてしまうのではないかとドキドキして、
通り過ぎた後に、思わずため息をもらしてホッとする安吾。

彼女が現れた、ということは、
殺人事件があったということ・・。


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(なんでこんな時に現れるんだ・・)
そんな気持ちだったでしょうか?

「ひどく頭が痛くて・・」というのは、
時間稼ぎではなく、本当だったのだと思います。

「犯人を捕まえてください!」とまとわりつく彼女に、
困惑した表情のまま、去っていくしかない自分。

でも、すでに安吾の中では
気持ちの浮上が始まったはず!

 * * *

ドラマ冒頭の1/3を、屋上や取調室で黙り込む主役の姿に終始したのですから、
初見の方はそこでチャンネルを回してしまったかも・・と思いますが、(^^;)

視聴者に媚びること無く、一見さんは振り捨ててまで、
BORDERの世界観を貫いてくれた制作陣に、

「あっぱれ!」マークを贈りたいで〜す (^o^)/




# by harupyonri | 2017-11-09 19:07 | 小栗旬 | Comments(2)

箸休め

ずっと安吾くんを見つめていたら、
あまりにも辛くなってしまったので、

箸休めに、「追憶」の特典を見ました。(^^)


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メイキング、特番(WOWOW で放送したのと同じでしょうか?)、
舞台挨拶、インタビューなどに、啓太くんは登場していました。

舞台挨拶は、なぜか「直前イベント」が特典ディスクにはなくて、
啓太くんが登場しているのは完成披露の時だけでした。

3人のインタビューは、その完成披露の後に収録されたもので、
黒いバックにダークスーツでしたが、

なぜかいきなり、足首をイジりながら登場している旬くん (^_^;)


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挨拶の時もいつも足首をグルグル回してストレッチしていたりしますが、
座っていてもこうなるんですね〜 (*^^*)

降旗組に参加できた嬉しさや、
木村カメラマンの話や、

撮影している時間よりサウナで悩んでいる時間が長かったことなど、
今までのインタで読んだものとほぼ同じでしたが、

予想以上に明るく喋る柄本くんと、話をまとめる主役の横で、
今回は聞き役に徹していたのが印象的でした。

でも、突然、
「やはり(岡田くんの)主役のあり方があるから」と、

岡田くんは大変だったろうけれど、
僕らは降旗組をただ楽しめた・・的なことを言い出して、

岡田くんが、「何だよ急に(持ち上げて)?」
みたいに柄本くんと笑って、急にくだけた様子になったのですが、

旬くんは、あくまで真顔で褒めていました。
やはり、岡田くんのことは若い時からずっと尊敬してるんですね〜!


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話す時は、とても表情豊かに手が動くのが
旬くんの癖だと思うんですが、

そこも目を引きつける要素ですよね!

たとえインタでも口だけで話すのではなく、全身で表現していて、
やはり天性の表現者なのだなぁ、と思います。


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岡田くんと二人で台詞を創っていい、と監督に言われたこの場面で、
苦労したという話がやはり出てきて、

「俺達はもっと早く会うべきだったんだ!」と

声が大きくなるあっちゃんの熱情と、
それを静かに受け止める啓太の包容力が、

二人が考えた答えだったんだと思いました。


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考え込む姿も、いつになく(?)真面目なトーンで、
やはり、先輩といる時のちょっと良い子の旬くんは、素敵です。(*^^*)

腕組みする時に旬くんだけ左手を潜らせるのは、
左利きだからなのかなぁ?

でも、このインタの前の舞台挨拶では、柄本くんと一緒に
「屋久杉」ネタで主役をいじっていましたね。(^o^)

でも、そのいじりかたも、半分良い子で、
ちゃんと、後輩が先輩をいじる感じがあって、感心でした。

屋久杉の続きで、吉岡さんが岡田くんを
「尊敬してます」と言ったので、

「いや・・(そんな風に言ってくださって)すみません」と
岡田くんが恐縮してしまったら、

すかさず横から「尊敬してます」と旬くんがマネ。(*^^*)
すると、岡田くん、「イヤ、やめてくれ」。

でも皆が口々に「尊敬してます」攻撃をして、
場を和ませる笑いを取っていましたね。

すると、木村カメラマンが、

「ちょっといいですか?
 (岡田くんを尊敬するとか)そうは言ってますが、

 旬ちゃんなんかは、ちょっとお酒が入ると、
 僕のことを、大作!、って始まるんですよ。」と暴露。(^o^)

これには旬くんも恐縮して、
「・・・・・・(大作さんのことも)尊敬してます」

急に大作さんが「旬ちゃん」呼びで話題を出してくれたことも
嬉しかったです〜(^o^)

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そしてまた皆が口々に、大作さんに「尊敬してます」攻撃をして、
和やかな雰囲気でした。

「見終わって、しばらく余韻にひたっていたい作品」
と旬くんが評したこの映画を、

もう一度、噛みしめてみたいと思います。

そして、まさみちゃんとのコンビは大好きなので、
また何かの作品で、共演して欲しいと思いま〜す(^o^)/






# by harupyonri | 2017-11-06 18:11 | 小栗旬 | Comments(1)

うなだれて

久しぶりの情報日照りに苦しんでいます。(^_^;)

去年からずっと、次のお仕事が目白押し状態でしたし、
たとえ露出がなくても、情報があれば元気に待てるのですが・・。

CMの方はいろいろと耳に入ってきますが、
やはり、役を生きている彼を見たいです。(T_T)

目だけで繊細な演技ができる、
それが彼の素晴らしさの一つですが、

それに加えて、
全身、指の先まで演技しているのも凄いと思います。

よく言われるのが、役によって走り方も変えていること。
いえ、同じ役でもその時の心情によって違いましたね!

5話でタクシーを飛び越える時の、スタイリッシュな走り方。
9話で葬儀場から走り出す時の、ふらふらとした走り方。

「追憶」で倒れた妻の元に駆け寄る時の、
力強いけれど無骨な走り方、

「CRISIS」の遊園地で犯人の少年たちを追う時の、
どこか余裕のある走り方。

今回は、安藤を落としてしまった石川が、
全身でうなだれている演技に惹きつけられました・・。



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悄然と肩を落とし、
いつもは表情豊かに動く長い綺麗な指も、力なく垂れています。

やるせない瞳、

心ここにあらず・・というたたずまいで、
口を閉じ続ける石川。


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連行されていく時の歩き方も、
まるで幽霊のようにダラリと両手を下げて脱力し、



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班長を見る目の下の隈が凄すぎて、
4日間、ほとんど食べずに役作りをしたという旬くんの、

役に対する執念を感じました。


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一人、取り調べを待つ間、
安吾の心には、何が去来したのでしょう?

落としてしまった、という紛れもない事実。

殺したいほど許せなかったけれど、
でもなぜ、自分はそれを実行してしまったのか?

正義のために生きてきたはずなのに、
安藤と同じ側に堕ちてしまった自分。

これからどうなるのか、
どうしたらいいのか?

・・優秀な警察官だった石川です。
「迂闊に口を開くな」という、班長の言葉も耳に届いています。

おそらくこういう時、証拠が無ければ警察内部では「穏便に」処理されて、
自殺だった、事故だった、という風になることも知っているでしょう。

でも、それでいいのか?
葛藤が続いていたはずです。


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けれど、ラストシーンの安吾の言葉ではありませんが、
ここで安藤に「感謝」したいです。

茫然自失だった安吾を煽って煽って、
徐々に自我を取り戻させてくれたんですから!


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この男のささやきに飲み込まれまい、
いや、こいつ、死んでまでまだ御託を並べるのか・・

そうやって抗うことで、意識を取り戻していく安吾。

「初めて人を殺した時の手の感触」を
否が応でも思い出させられて、

俺はお前とは違う、
安藤の言葉を借りるならば、「誇りを持って」正義を成したのだ、

そんな思いが高まって、
ずっとうなだれていた安吾が、初めて力強い目を上げます。


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この目を見た時に、
最後に安吾がした選択は、わかっていたのかもしれません。

でもまだ、この時の瞳に光はありません。
ただ暗く、憎しみと、怒りに満ちています・・。


贖罪の最初に安藤を落とすシーンは撮リ直しで、
屋上も街も違う風景でした。

一連の流れもそっくりでありながら、
少し、はしょってダイジェストのようになっていました。

その中で、一つ印象的だったのが、
安吾が涙を落とす場面です。

9話のラストでは、「こそ泥でも捕まえに行ってくださいよ」
と言われて憤怒に駆られてから、

さらに煽り続ける安藤の襟首をもう一度掴んで、
ふっと静かに、落としてしまいます。

それから自分のしてしまったことにおののいて、
下に何があるかわかっているから、恐る恐る屋上の縁に近づいて、

確かめた後に、ヒッと息を飲んで顔を歪め、
まるで、悔し涙のように、一筋の涙が左目から流れます。

それは、安藤に煽られて自制心をなくしてしまった、
自分への涙だったような気がしていました。

だから、自分で意図したことではなく、
魔が差して手を離してしまった、と思っていました。


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でも今回の撮影では、
安吾は、安藤を落とす前にもう、涙を流しています。

左の目からも、右の目からも・・

いつも思うのですが、旬くんの涙の落ち方はとても綺麗で、(*^^*)
頬骨が飛び出ていないからなのか、まっすぐに、つ・・と落ちていきますね。

そして、そこで泣いたことに、またいろいろと考えてしまいます。

正攻法では安藤を逮捕できない、不甲斐ない自分への涙なのか。
これから境界を越えようとすることへの涙なのか。

いずれにせよ、自らの意志を持って、
覚悟を決めていたように思えます。

「贖罪」の結末を知って演じたからこそ
おのずと演技も変わってきたと思うので、

旬くん、どんな風に考えて演じていたのか、知りたいです。
BRにまたコメンタリーをつけてほしいなぁ!

それにしても、放送が終わって何日たっても、何年たっても、
心に残る作品だと思います。

まだまだリピする手が止まりません。

うなだれていた安吾が、もうすぐ立ち上がるので、
もうちょっとお付き合いくださいね〜 (^o^)/






# by harupyonri | 2017-11-04 21:25 | 小栗旬 | Comments(0)

予言者

くらいしすの時もそうだったんですが、
金城さんが描いた事件が、現実とリンクすることが多々あって、

しかも、今度ばかりは昨日の今日ですから、
震撼しています・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

もしかして、石川みたいに、何か見えてるの!?
いえ、時代を読み解く眼が鋭いのだということなのでしょうね。

しかし現実の方が、物語よりさらに恐ろしい。
ドラマをリピするのが、ちょっと怖くなりました。(T_T)

法の下に、犯人がきちんと裁かれるのを祈っています・・。


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さて、肩に置かれた手が立花のものだった、というのは秀逸でしたが、
ここでまさかこんなBLを見れるとは(?)、

1話でいがみ合う二人を見たときには、想像もしませんでした。 (^^)

そこにいるのが立花だと気づいた時、
全てを託して倒れ込む演技が、すごかったですね。


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抱き止められなければ、屋上に頭を強打していたような倒れ方。
完全に足の力を抜いて、私なら捻挫しそう(?)な体勢でしがみつく姿。

長身の旬くんが全身を預けるのを、
ガッツリと抱きかかえてくれられるのは、さらにデカイ立花だからこそ!


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立花のことを「単細胞の熱血バカ」と、ちょっと上から見ていた安吾、
しかも班長の言うことも誰の言うことも聞かずに突っ走ってきたのに、

そんな安吾が、まるで恋人の肩に顔を埋めるかのように、
立花にすべてを委ねて身を寄せていることが、

石川の受けた衝撃の強さを物語っっていました。

屋上から署員に連れて行かれる時の安吾は、
背は高いのに、小さく見えます。

「余計なことは話すな」と言ってくれる班長を見る目も、
まるで死ぬ寸前のような瞳です。

まさか、安藤を落としてしまう場面から撮り直すとは思っていなかったので、
3年前と全く違和感のない風貌に絞り込んできた旬くんに、脱帽です!


連ドラの時、テイストの違う5話に最初はちょっとガッカリして、
けれど、全話見終わった後に、

5話こそが癒やし回だったことが実感できて、
好きなお話になりました。

でも、今、こうなってしまったからには、
こんなシーンも、


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あんなシーンも、


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こんな二人も、


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もう二度と手に入らない、
蜜のように甘い時間だったのだと思えて、泣けてきます・・ (T_T)

「こちら側の世界」にとどまることを選択した安吾、
たとえそれが正義を成すためだとしても、

もう、立花とも、比嘉とも、班長とも、
絶対に超えられない壁で隔てられてしまったから。

「ひとりで生きていくと決めた」って、
そういうことですよね?


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安吾が、本当に久しぶりに見せた笑顔。

この時はまだ、事件を解決したら自白して、
罪を償うつもりだったから見せられた、心の底からの笑顔だと思います。

でも、これから安吾が立花たちの前で笑うとしても、
それは100%の笑顔じゃないんですよね。

そして彼がその決意をしたのは、
裏社会の4人が助けてくれたからだけではなく、

この時の比嘉との会話もきっかけになっている気がします。

「俺が自殺でもすると思ったのか?
 そんなことしなくても、頭の中の弾が近いうちに俺を殺してくれるよ。」

そう、それはあと半年後かも、1年後かもしれない。

その、残された短い時間を刑務所の中で過ごすより、
一人でも多くの犯人を捕まえて、逝く方がいい。

どうせ死ぬんだから・・。

そんな風に吹っ切っていったのではないでしょうか?

そう思うと、この唯一の癒やしのシーンでさえ、
泣けてきそうです。 (T_T)

「転べばいいのに」

どSな比嘉も予言者ではなかったようで、
残念ながら立花は転びませんでしたが、(^o^)

金城さんが、次に何を予言してくれるのか、
必ずいつか、何らかの形で見せて欲しいと思います!






# by harupyonri | 2017-11-01 00:16 | 小栗旬 | Comments(2)

隠れぼおだあ

文字通り「心と身体を削って」創り上げたキャラクターでしたから、
数字でも報われて欲しかったですが、

野球もあったし、予想以上に厳しかったですね。(T_T)

録画して夜中に一人で食い入るように見たい、重たい作品ですから、
家族でまったりしながら月曜からの仕事に備える日9には合わないし、

そもそも「一見さんお断り」の続編でしたから、
裏社会の4人なんて、これ誰?なんで石川を助けるの?だったでしょう。

再放送や番宣の少なさを見ても、
もともと視聴率を取りに行っているようには見えなかったので、

この数字が、今後に向けて社内でどう評価されるのかわかりませんが、
特殊な設定だからこそ、単発ではなく連ドラか映画でお願いしたかったです。

ただ、脚本家さんも旬くんも(?)数字で凹むタイプみたいなので、(^_^;)
続編はますます遠のいたかなぁ。

でも、あの伝説のラストシーンで鳥肌が立ったファンからは、
今回も満足と賞賛の声が溢れていましたから、それが届くといいのですが。


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初見の時は、(何この邪魔な鉄柱)って思ってたんですが、(^_^;)
これ、隠れミッキーならぬ隠れBORDERでしたね。

「同じ人殺しとして」と、仲間呼ばわりする安藤に対し、
石川との間には、やはり明確な境界があると示していたんだと思います。

そう思って見ると、あちこちに隠れBORDERがあるように見えてきて、(^^)


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水道管(?)をはさんだこの異様な絵面も、
石川を守りたい者と、告発したい者との境界を示していました。

それにしても、
最初に事件現場で映った班長の、泣きそうな眼を見たら、

もう、誰もが、
(石川がやってしまったに違いない)とわかっているのが哀しくて。

だって、2話で犯人に目の前で自殺されても、
6話で犯人に目の前で飛び降りられても、

呆然とはしていても、悄然とはしていなかった石川です。
いわば、犯人に死なれるのには慣れてます(?!)。

それが、口も聞けないほどショックを受けて、
身の潔白を訴えもせずに、虚ろな目をしている。

誰がどう見たって、真っ黒です。(>_<)

それでも、もしかしたら、
もみ合っているうちの不可抗力なんじゃないか、

自殺する安藤を止めようとしたけれど
間に合わなかっただけじゃないか、

・・そんな風に思いたい。

いや、石川が殺したとしても、それは正義感ゆえなのだから、
受け入れて、穏便に済ませてやりたい。

監察官に訴える時、強面のエンケンさんが
すがりつく子犬のような瞳をするのが悲しくて。

連ドラの最終回で、暴走する石川に、
「石川! わかってくれ・・」と言う時の、班長の親心が切なくて。

たぶん、エンケンさん自身、
銀角・旬くんのことを可愛がってくれていたから、
なおさら感情がこもるんだと思います。 (T_T)


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そして、國村さんの存在感が、やはり出色でした!

そのねっとりとした台詞回し、声音、ギョロリと動いて心を見抜く目、
監察官役はこの人以外にありえませんでしたね〜 \(^o^)/


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そしてこの、壁の筋を中央に強調した絵面も、
隠れBORDERだと思うのは、考え過ぎ?? (^_^;)

久高は最初から、石川がやったと気づいていたと思います。

でも、石川がどういう理由でそこに行き着いたのか、
そしてどういう出方をするのか、じっくりと見ようとしていた。

それこそ、証拠が無ければ石川を捕まえられませんから、
迂闊なことはしないはずです。

タイミング良く目撃者が現れたことでますます疑いますが、
それより何より、この時の表情が二人とも秀逸でした! 


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嘘をついて取調室を放免され、
窓から差し込む光を眩しそうに見つめる安吾。

その横顔を、
ハッとして食い入るように見つめる久高。

その時、彼は石川の犯行だと確信したはずです。

安吾は、もう二度と自分が光の側には戻れないという、
絶望と覚悟を、その瞳に宿していたから・・。

・・でも、あれだけ優秀な監察官ですから、
石川が何か幻覚を見ていることにも、早晩気づきそうです。

それで安吾が「実は死者が見えているんです」と打ち明ければ、
「心神喪失状態」として、罪には問えなくなるのかも?

続編があるなら、
それで安吾を救うことはできないでしょうか。

いえ、それが本当の意味での救いでないことはわかっていますが、
絶望と希望の境界線にあるのが、救済ではないかと思っています。

どっぷりと絶望的な世界にはまっていく安吾に、
金城さん、どうか、愛の手をお願いします!!






# by harupyonri | 2017-10-31 01:06 | 小栗旬 | Comments(1)