2008年 06月 21日
女子ではないですが
やはり買ってしまいました(^_^;)
写真はまあ、いつもの感じなんですが、
ライターさんの記事が良かったんです。
石津さんという女性の「花男」評です。
ーーファンタジーの世界では、
繊細で物静かな王子=白い王子、と
やんちゃで傍若無人だが根は優しい=黒い王子、
のどちらにもヒロインが愛されることが必要。
その成功例の先輩が、「はいからさんが通る」で、
その時の白い王子は「少尉」、黒い王子は「編集長」。
そして、ヒロインは初志貫徹で白い王子を選ぶ。
それから30年を経て成功した「花男」では、
ヒロインは黒い王子を選ぶのがおもしろい。ーー
かつて、「はいからさんが通る」にも
どっぷりはまった世代の私としては(^_^;)
なかなか、おもしろい評論でした!
そして、ここからの評がまたいいんです。
ーー理想的な二枚目である白い王子を演じるのは、
若い俳優にとってはおそらく面白みの少ない作業だろう。
黒い王子の方が、若さの特権とも言える感情の起伏を
激しく表現することができる。
実際、小栗旬が演じた「エアロン」は、
まさしく黒い王子だ。
(略)
エアロンは、生と性への欲求に溢れている。
しかし、花沢類や佐野のような白い王子は、
生や性のにおいが希薄だ。
だが小栗は、舞台や映画で見せる生々しさを
奥底に秘めて演じた白い王子だからこそ、
ここまでのポピュラリティーを得ることが出来たのだろう。
こうした典型的二枚目を、
いかに退屈に見せずに演じられるかにこそ、
役者の真の力量が試される。ーー
この、最後の一文、
すごく嬉しいですよね(^_^)v
確かに、
「白馬の王子様」は、現代では
下手に演じたら陳腐なお笑いキャラになってしまいます。
それを、
年代を超えた(!)多くの女性を「女子」の気持ちに引き戻してしまうほど、
魅力的な存在にしてくれたのは
こんな旬くんだからこそ、できたんだと思いますよね(^^)/
ようやく春の小川さんも、類にときめいてくれましたね(^o^)
ホント、ワンシーンしか出ていなくても、すごく印象的なんですよね。
まさに、「おいしいところを持っていく」類。
あ、これは、佐野もそうでしたね〜(^o^)