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王様の耳はロバの耳

暑いです。
とにかく、暑くてへばってます。 (>_<)

天気の子の4回目は、見たいという友達を誘って、
池袋に新しくできた劇場のIMAXへ。

通常の2倍くらいあるスクリーン、
素晴らしい音響で、堪能しました〜 \(^o^)/

というわけで、今日はネタバレありの感想です。



窓_f0153101_10212552.png



旬くん演ずる須賀さんの声は、
キャラの背景も見事に表していて素晴らしかったです!

最初、台詞回しがちょっとルパンや銀さんを思い出させましたが、
すぐにそれを忘れてしまうくらい、自然な須賀さんでした。

ネットの感想でもほとんどは「小栗旬だって気づかなかった!」ですが、
たまにいる「小栗旬は最後まで小栗旬だった」と書き込む人、

実は、旬くんの作品をたくさん見ている(聞いている?)人なんじゃないかと思います。(*^^*)
だからこそ、旬くんの声や台詞回しの特徴をよく知っているわけで。

今回は、大ヒット御礼舞台挨拶でも話題になったように、
「須賀はいつも半笑いみたいな話し方をするキャラ」という設定だったんですね。

「監督の(Vコンテの)半笑いがすごくうまくて、抜群でした」
と旬くんが言っていたように、

愛妻を亡くし、一人娘も義母に取られて、男やもめの一人暮らし、
仕事もそこそこでうまく行かない時もあり、

ちょっとやさぐれて、諦め半分のアラフォーな須賀さん、
その声に旬くんを推薦してくれた元気さん、よくわかってらっしゃる!(^o^)

ただひとつ違和感は、
2ヶ月近く自宅に居候させて仕事も一緒にした帆高を、

警察が来たら、あっさりと切り捨ててしまうところ。(T_T)

旬くんだとどうしてもヒーローキャラを思い浮かべてしまうので、
(須賀さん、どうしてここでもっと熱く帆高を守らないの!?)って思ってしまって。

「もううちには来ないでくれ」
「他人のガキより自分の子供が大事なのは当然だろ?」
「人柱一人で狂った天気が正常になるなら、その方がいい、ってみんな思う」

みたいなセリフの数々が、
ちょっと旬くんのイメージに合わなくて、(^^;)

でも考えたら、須賀さんはしがない一般人の編集者。
英雄でもなく、主役でもない、むしろ私達大人の観客の代弁者。

そして旬くん自身も、舞台挨拶のとき「一番印象的なセリフ」に、
この時の「人間、歳取るとさぁ、大事なものの順番を入れ替えられなくなる」

をあげたのですが、その時に監督が
「子供ができるとそうなりますよね」みたいに声をかけていて、
旬くんも頷いていました。

ということは、旬くんもそのセリフに、ほろ苦く思いながらも共感する、
「大人」になってきたということでしょうか?

俳優に家庭ができて、ヤンチャや本当にヤバいことをしなくなるなら、
それはとてもありがたいことですが、

まだまだ「守り」には入ってほしくない。
俳優・小栗旬には、冒険して戦ってほしい。

いえ、きっと旬くん自身も、まだ揺れているはず。

「守り」に入りそうな自分に、それでいいのか?って迷っているからこそ、
このセリフが心に沁みたんじゃないかと思います。(*^^*)



窓_f0153101_11023132.png


そして、この映画の最大の謎(!?)、
須賀は、なぜ窓を開けたのか・・・(^o^)

帆高を見捨てて後悔した翌朝、
空を見上げて、「晴れてる・・」

(まさか、本当にあの女の子が人柱に??)
思えば、彼女が空に登っていく夢も見ていました。

窓を開ければ溜まった水が室内に流れ込むのは自明なのに、
机の上の書類やPCを片付けることもせず、

夢遊病者のように窓を開けてしまう須賀さん。

水圧の関係で、そんなに簡単に窓は開かないんじゃないの?
・・というツッコミは置いておいて、(^^;)

それだけ、放心状態だったということでしょうか。

警察が来て、女の子がいなくなったこと、
そして彼女を探すために帆高が逃亡したことを聞き、

少年の、そこまで真っ直ぐな強い想いを知り、

かつて自分もそんな真っ直ぐな想いで愛した女性がいたことを思い出し、
いつの間にか流れ出す涙・・

そうしてようやく帆高を救おうと動き出すのですが、
そこは常識的な大人の発想ですから、

「俺も一緒に警察に行って説明してやるから」となるわけですね。

それに抵抗する帆高をビンタするのは左手なんだなぁ、とか
そんな偶然(?)が嬉しかったり、

でも、須賀さんの初期の絵コンテってそんなに足が長くなかったのですが、
映画版ではとてもスタイルが良く足も長いのは、

もしかして、声優が決まってから旬くんに絵を寄せてくれたのかも?? 
なんて妄想してみたり。(^o^)

そして、もう誰にも止められないほどの帆高の激情に突き動かされて、
最後の最後に加勢して刑事を殴って抑え込む須賀さん。

大の刑事を抑え込めるのは、旬くんの運動神経ならでは? 
と思いながら見てしまいましたが、(*^^*)

この場面こそ、旬くんの声で良かった! と 
一番思ったところでした。

エピローグの感想は、また次回、できれば5回目を見てから(!?)
書かせてくださいね〜(^o^)/





by harupyonri | 2019-08-19 21:09 | 小栗旬 | Comments(0)