2010年 10月 04日
だって・・ 苦言
まだ「感謝祭」の録画もろくに見ていないんですが、
柔らかい笑顔が素敵だったですね! (*^_^*)
できればドラマ本編でも、あの賛否両論のテカテカ・オールバックでなく、
「感謝祭」のヘアスタイルで出てくれたらいいのにな〜 (^_^;)
もちろん、旬くんはいつも
「原作のヘアスタイルと衣装にすることで役に入れる」と言っていますから、
それが役作りに必要なんだ、っていうことはわかります。
そして、あの髪型も見慣れれば全然悪くはないんですが・・。
ただ、もともとマイナーな原作で、
熱狂的なオタクファンがいるというような作品ではなさそうなので、
演出の方も脚本の方も、もっと自由に、
「小栗版ドリトル」を創っていただいてもいいと思いませんか?
ローソンに置いてある「ロッピ」裏表紙の、
ドリトルポスターです。 ↑
今日は、通勤途中に駅から見える大看板も発見! (^_^)v
中央線に乗られる方は、7号車3番ドア付近で、
高円寺駅の南側を見てくださいね〜。 (^o^)
さて、そのドリトル予告編なんですが、
一番短いバージョンだと、
真央 「先生はそれでも獣医なんですかっ!」
旬 「獣医はビジネスだ。」
というセリフしか流れませんよね。 (T_T)
日曜9時というのは、せっかく家族や年配の方も見てくれる枠なのに、
このセリフは、番宣として、どうなんでしょう??
「Dr. コトー」みたいな路線に惹かれる方々には、
きっと、あまり心に響かないと思うんです。
これが、ほんのちょっと変えて、
「獣医だってビジネスだ」というセリフだったら、
一般的にも、共感が得られやすい気がするんですけど・・??
ただ動物がかわいい、っていうだけの安易な問題じゃないんだな、
いろいろ現実には、飼い主にはわからない苦労もあるんだろうな、
そんな獣医さんの実際を見てみたい・・、と思わせるには、
「だって」の方がいいと思うんですよね〜。 (^_^;)
原作でも、ドリトルは「口は悪いけど根は優しい」と思うので、
できれば、一般視聴者が納得して惹かれるようなキャラに描いて欲しいです。
・・さて、
「なんで今日の記事はそんなにネガティブなの??」とお思いでしょうが、
実は、発売日に本屋さんに押しかけて、
まだ奥の倉庫に梱包されたままな1冊を買ってきた、 (^o^)
この本に載っている、「苦言」のせいかもしれません。 ↓
「蜷川幸雄の稽古場から」
まだざっと見ただけで、カラー写真は、既出のこの1枚だけですが、
見開きが蒼井優ちゃんなので、
(あ〜、この二人でロミオとジュリエットを演ってくれたらな〜)
と、ついつい思ってしまいます。 (*^_^*)
蜷川さんに育ててもらった過程が、
旬くんの口から20頁以上にわたって語られているので、
舞台好きなら必携の一冊!!
買おうかどうしようか迷ってる方の参考になれば、と
以下はネタバレですので、
これから読むのを楽しみにしている方はスルーしてくださいませ。 m(_ _)m
「苦言」というのは・・
この本の最後には蜷川さんへのインタビューがあって、
もちろん、旬くんのことも、こんな風にも語ってくれているんですが・・
ー「小栗のキャラクターを生かすために何かないかな」と思って、
「あ、カリギュラがいいな」と、
若い頃に読んでいた本を引っ張り出した。
でもカリギュラの企画当時は、小栗君はまだ有名ではなかったから、
僕に聞こえないところで、不安だという声はあったかもしれない。
それが、実際の舞台が、ブレイクしているタイミングとぶつかるという、
希有な例だったんです。
そういう意味では、小栗自身も、
自分の力や自分の幸運、いろんなものを招き寄せているんだと思うけど。
そうして、本の一番最後に、「若い俳優たちへ」と題して、
個々の役者へのメッセージが載っているんですが・・
もちろん、あの蜷川さんですから、
けっこう誰に対しても厳しい苦言を呈してはいるんです。
優ちゃんにも、「別な一面を発見できるはず」
杏ちゃんにも、「柔らかい叙情が足りない」
成くんにも、「いかがわしさを修正するな」・・
まあ、竜也くんや勝地くん、
松たか子さんや尾上菊之助さんはほぼ絶賛でしたが。 (^_^;)
それぞれに、たくさんのメッセージが語られている中で、
旬くんへの言葉は、最短の3行のみ。
ー小栗君は才能のあるいい俳優です。でもいい作品を選んでないと思ってます。
漫画ばかり読んでる事は、別に自慢する事じゃないぜ。
可能性を信じて、もっと先へ先へ。
・・正直、「三行半」というか・・
他の役者さんと比べて、突き放されている感じがしたんです〜。 (T_T)
NHKの番組にコメントをくれたときも、
「不良高校生なんて誰でもできる」って叱られていたけれど、
このコメントを読むと、
まだまだ蜷川さんは怒ってる!? (>_<)
「かわいさ余って憎さ百倍」とまでは言いませんが・・
そう思ってしまうのは、
旬くんがこんな話をしているからかもしれません。
旬 「タイタスの時に「お気に召すまま」再演のオファーがあったんですけど、
僕は再演より新作をやっていきたかったから、一度お断りしたんです。
そうしたら、結構な問題になってしまったみたいで、
蜷川さんが心配して僕に会いに来てくれたんです。
「キサラギ」の撮影所にわざわざ訪ねてきて、
「小栗、ごめん、お気に召すままに出てくれよ」って。
あの蜷川幸雄が、全然関係ない映画のセットの端っこに座って、
僕の撮影が終わるのをじっと待っているんですよ。
(それで)結局、再演にでることになったんです。・・
これを読むと、「再演を断る」っていうのは、
蜷川さんにそんな足を運ばせるほど、大問題だっていうことですよね??
おそらくは、主催の会社とか、劇場とか的に・・ (>_<)
だとすると、この「ムサシ」の再演、それも海外公演を、
(おそらくは)旬くんが断ったとしたら、ものすごい問題になったのでは??
去年の秋、旬くんが直面していた「超えねばならない深い谷」って、
そういう問題もあったのでしょうか。
そして、「お気に」の時は旬くんが寝ずに「りの君」とかけもちすることで、
何とか実現した再演も、
今回ばかりは、「岳」で山にこもっていたのと、
旬くんの夢の実現である「シュアリー」のために、
どうしても再演に出ることがかなわなかった。
勝手な想像ですが、おそらく興行主側は「お気に」の時以上に怒ったでしょうし、
蜷川さんが「漫画原作ばかり」と苦言を呈するのも、わかります。
そして、その窮地を救って見事に演じきった勝地くんを絶賛しているのも、
そんな理由もあるのではないかと思います。
さらに、もう一つショックだった一言は、
旬 「はっきり言って、僕と蜷川さんの中では、
「カリギュラ」が小栗旬二十代の集大成だったと思います。・・
もちろん、そうは言ってもその後に「ムサシ」に出ているわけですから、
旬くんが二十代の内に、また蜷川さんに呼ばれる事がないとは言い切れません。
でも、少なくとも、「カリギュラ」再演とか、
「カリギュラ」を超える大作とかの企画はない、っていうことですよね。
あ〜、幻の「ロミオとジュリエット」「ハムレット」・・ (T_T) (T_T)
来年、「時計仕掛け」と「岳」公開が終わったら、
夏以降には、また蜷川さんと何か舞台があるかも・・というはかない期待も、
もう、かなわないのでしょうか??
今もまた、漫画原作のドラマをやっている旬くんを、
蜷川さんはちょっぴり渋い顔で見ているのかもしれません。 (>_<)
そんなわけで、すっかり蜷川さんの苦言に感化され、
「漫画にそっくりになることが巧いことじゃないんだよ」
という声が聞こえてくるような気がして、
ちょっぴりブルーな記事になってしまって、申し訳ありません。 m(_ _)m
でもきっと、ドラマが始まれば「小栗ドリトル」の虜になって、
毎週毎週、幸せな日曜日が過ごせるはず!!
そして、いつかまた蜷川さんのお眼鏡にかなう作品で、
舞台の中央に立つ旬くんを見られると信じて・・
「勝手にネガってないで、元気出しなさい!」という
叱咤コメント、是非、お待ちしていま〜す。 (^^)/
早く読みたくて、でも読む時間がなかなか取れず><
益々蜷川さん演出の旬君のお芝居が観たくなります。
まあ、色々と思うところはあると思いますが・・・・。
きっと、ドラマが始まれば「小栗ドリトル」の虜になっていますよ^^。
でも、大丈夫ですよ!私も春の小川さん同様、次は「ハムレット」だとずっと思ってますよ。何かのDVDの特典映像の中で、蜷川さんが「小栗、次はハムレットだな」と言ってるのを聞いて以来、そう信じてます。
それと旬くんの発言を遡ってみると、将来の事を口にしてたりするのかな、とも。
「一度、蜷川さんを離れてみようかとも思う。」との発言を聞いた時は、え~!と思ったけど、今にして思えば、「オレンジ」のオファーが来た時の発言だったのかなとも思えるし。(ただの偶然かもしれませんが・・・)今思い出せませんが、他にも「あー、あの時の発言はこのことだったのか」と思ったことがあったような。
ですから、みんなが期待している甘めの役も、この際いいんじゃないか、みたいな発言を以前どこかで目にした気もするので、20代のうちにあり!?と密かに期待してる私です。私ってお気楽でしょうか?(笑)
再演のことは今回は既にスケジュールが分かっていたと思うので、大人の事情は解決しているのではないかと思います。だから勝地君だったのだとも思いますし。
でも「いい作品を選んでいない」は確かに。これって旬君だけの責任ではないとも思うんですよね。もっといい作品を旬君にさせて欲しい!と思います。
今回のドリトルはいいチームなので期待しています!
「時計仕掛け」が終わったら、また蜷川さんとのお仕事があると思いますし、蜷川さん以外の方との舞台ももっと見たいと思います。そして旬君にしかできない世界をもっと広げて欲しいです。
そして最後の蜷川さんの3行・・・私も短い!っておもいました。
根が単純な私はkamimamaさんのような深読みはしてませんでした。
全部読み終えたらまた感想書かせていただきます。
蜷川さんの旬くんへのコメント、分かりやすいです(笑)。
他の方のコメントがどんなものかが分からないので、感想を述べるのもどうかな?とは思うのですが蜷川さんにとって、この3行半が旬くんへの想いの全てなんだなと思いました。いつも同じコメントですから・・・。「才能のあるいい俳優!可能性を信じて先へ、先へ」このコメントで充分かな~と思います。是非、旬くんの才能をもっと引き出して先へ連れて行ってほしいですね。そして旬くんには何かこうまだ眠っている部分が凄くあるような気がするんです。それを起こしてくれる演出家の方々に、多くの方々に出会ってほしいと願っています。そういう意味でも今度の舞台は旬くんにとってもですが演劇界にとっても新しい試みがたくさんありそうで楽しみです♪