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王様の耳はロバの耳

2017年 11月 09日 ( 1 )

真実

勝地くんとジムに行ったのは、
役作りではなくプラベだと思いますが、

またムキムキになっちゃうんでしょうか??  (>_<)

くらいしすではスーツがパンパンだったのに、
今回は、昔みたいに薄べったくなった安吾くん。

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このドラマの絵は、緑がかった色調と暗いトーンが印象的ですが、
「光と影」の使い方も秀逸だったと思います。

監察官の事情聴取を受ける時に、
両手をきちんと膝の上で丸めているところも、

「真っ直ぐな」警察官であることを示していますよね。


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そして安藤が、
まるで石川の揺れる心を代弁するかのように

「誇りを持って成したのだから、堂々と自首しなさい。
 でも、そうするともう他の被害者の霊を救えませんよ・・・」

と耳元で囁き続ける間、
全くまばたきしないで、深い湖の底のような眼をしているのが、凄いです。


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演技のうまい、魅力的な俳優さんはたくさんいますが、
肌の内側からパッと輝くような煌めきを出せる人は限られていて、

これは誤解なきように読んでいただきたいのですが、
たとえば西・島さんやハセ・ヒロさんは、

大人の男の静謐な魅力に溢れていますが、
でもちょっとくぐもった、複雑でミステリアスな輝きだと思うのですが、

旬くんは、シンプルに少年ぽさ全開の、
こんなキラッキラに輝く瞳もできるんですよね。(*^^*)


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それなのに、この石川安吾役では、エンケンさんも驚く
「死んだ眼」をし続けて、

その中で、悔恨とか、葛藤とか、決意とか、
そういう感情を表現していて、見事でした!


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そしてついにその暗い瞳をあげて、
でもカケラの光もたたえないまま、

「思い出せないんです・・」

硬そうな長椅子で夜を過ごしながら、
何を思っていたのでしょうか。


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そして、いつの間にか寝落ちしている姿も、また美しい。

寝るつもりはなかったのに、疲労から、崩れ落ちてしまっていた様を、
不自然に腕を伸ばした、くたりとした体勢で表現していて、

起こされて、半分寝ぼけ眼の表情が、愛おしく、悲しいです。 (T_T)
昨日のすべてが、悪い夢だったらいいのに・・


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そしてここから身体を起こして、洋さんを見上げる時の、
よるべない子供みたいな瞳が、私のベスト3の一つでした〜 (^o^)



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洋さんには、蜷川シェイクスピアでたくさんお世話になって、
特に「間違いの喜劇」の二人が印象的だったので、

なんだか、この作品でも安吾くんを見つめる洋さんの眼が優しく見えて、
厳しい監察官助手ではなく、愛情を持って接してくれている気がして、

よけいに切なかったです。(T_T)

そして、基本的に、
寝起きの無防備な姿を晒している異性、というのは魅力的なものですから、

襟元を緩めてスーツにしわが寄ったこんな横顔さえ、
愛おしいです。(*^^*)


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弱く柔らかい朝日に照らされた、
このセピア色の感じがたまりません。


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安吾が深く沈めば沈むほど、
また浮上して、立ち上がる時の魅力が増すわけですから・・(^^)

現場検証に向かう車に乗り込む時も、
いつもの颯爽とした歩き方は影も形も無く、

ふらふらと、肩を落として歩いていきます。
本当に、安吾になりきっているんですよね。

旬くんが演じていて、しんどいのがわかります。(T_T)


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しかし、現場に向かう車の中で、
交差点に立ち尽くし、じっと見つめてくる女性に出会います。

この、被害者の名前が「まみ=真実(しんじつ)」なのは、
金城さんのことだから、きっと狙ったネーミングだと思います。


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被害者、それを救うことこそが、
安吾にとっての「真実」

銃弾を頭部に受けてなお、生かされたことの意味。

この車の中で、安吾は真実に出会ってしまった。
そこで初めて、久高が驚くほどの強い眼差しが浮かびます。


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最初は、女性を車が轢いてしまうのではないかとドキドキして、
通り過ぎた後に、思わずため息をもらしてホッとする安吾。

彼女が現れた、ということは、
殺人事件があったということ・・。


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(なんでこんな時に現れるんだ・・)
そんな気持ちだったでしょうか?

「ひどく頭が痛くて・・」というのは、
時間稼ぎではなく、本当だったのだと思います。

「犯人を捕まえてください!」とまとわりつく彼女に、
困惑した表情のまま、去っていくしかない自分。

でも、すでに安吾の中では
気持ちの浮上が始まったはず!

 * * *

ドラマ冒頭の1/3を、屋上や取調室で黙り込む主役の姿に終始したのですから、
初見の方はそこでチャンネルを回してしまったかも・・と思いますが、(^^;)

視聴者に媚びること無く、一見さんは振り捨ててまで、
BORDERの世界観を貫いてくれた制作陣に、

「あっぱれ!」マークを贈りたいで〜す (^o^)/




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by harupyonri | 2017-11-09 19:07 | 小栗旬 | Comments(2)