連休が明けて、久しぶりに髑髏城へ登城してきました!
公演の三連休前は皆さん疲れが溜まっていたようですが、
休演日もあけて元気いっぱい(元気すぎ??)で声も良く、
動きもとても良かったです \(^o^)/
前半は誰もが少し(わざと?)演技過剰な感じだったので、
今日のライブでもそのままの演技なら、DVD化された時ちょっと残念かな〜
4月の頃の方が、まっすぐで自然な演技で、
今回は、ケレン味を出そうとしてやり過ぎている感がありました。
でも、後半からは見事な盛り上がりと感動で、
なんども見たのに最後の七人のシーンでは涙が湧いてきました〜 (T_T)
そして特筆すべきは、カテコの笑顔!!!
4月に4回見たのですが、
その時はいつも、捨にはあまり笑顔がなかったんです。
達成感や充実感の感じられる表情ではありましたが。
ところが今回は、キャスト紹介が終わって
全員に迎えられて最後に登場する時から、
びっくりするような満面の笑顔でした〜 (*^^*)
本当に、TVのバラエティとかでもあまり見ないような、
弾けるようなとても素敵な笑顔で、
見ていて(うわぁぁぁ〜)と思わず頬が緩んでしまうような、
最高の笑顔での登場でした。\(^o^)/
引き上げるときには音楽に合わせて拳をつきあげ、
相変わらずノリノリで、ゴキゲンでした (^^)
泣けるシーンなのにふるたさんが脇に登場して笑いが起きるのがイヤだったのですが、
今回は少し遅く登場してくれたので笑いも起きず、良かったです。
行くたび、席が変わるたびに、見える景色が違うので、
やはり生の舞台はリピ必須!
まだ、前日にネット発売される当日券があるようですので、
チャンスのある方は是非、通ってくださいね。
・・・話変わって、皆様、巨匠映画はもうご覧になられましたか?
この記事の、写真2枚の下からはネタバレありになるのでご注意ください。
実を言うと、初見のときはわけがわからなくて、
ずっと(え〜〜?ケイタ、何考えてるの??)と思いながら見てました。
何しろ、あの壮絶な「後出しジャンケン」ですからね (>_<)
そして、
なぜケイタがああいう行動を取っていたのかわかって、
どうしてももう一度、リピしなければなりませんでした。
だから2回目を見てようやく、
旬くんのお芝居の意味と良さがわかりました ^^;
「余白を大事にする」という監督サイドの方針かと思って
原案となった脚本家の書いた小説版を読んだら、
もともと原案がダメダメ(?)だったのだとわかりました。
原案でも後出しなので、ミステリーとしては成立していないし、
人間ドラマとしても弱くて魅力のない人達で(でもその方がリアルだけど)、
監督が脚本を変えて、
涼子さんも、あっちゃんも、サトシもいい人に仕上げていましたね。
そのおかげで、
ヒューマンドラマとしては泣ける作品になっていたと思います。
理由がわかって見てみれば、
あっちゃんの演技も(特にラストシーンの表情)素晴らしかったです。
ただ、ケイタの生きてきた人生は後出しで語らせるのではなく、
少しでも映像で伏線をはさんでくれていたら、もっと感動があったと思います。
(原作には、多少なりとも伏線があったので・・)
立山と能登の美しい自然の映像を堪能できたのが、
一番良かったかも・・?
・・・
というわけで、この次の写真の下からは、
思いっきりネタバレありで、映画の辛口の感想を書かせてください。
不愉快になりそうな方は、どうかスルーしてくださいね!
最初見ている時、
まず、どの子役がケイタなのかわからなくて、事実関係に迷いました。
あっちゃんの子役をやった彼は、うろぼろすでは旬くんの子役で、
ネットでも「どう見ても小栗旬に似てるのに」という声が多かったから、
あの配役はイマイチだと思います。
主役の子役にイケメンくんを使いたいのはわかりますが、
旬くんの子役がまた、似ても似つかない!
むしろ、サトシの子役の子の方がまだ旬くんに似ていたような・・。
それでも、足が悪いのがサトシ、というヒントがあったので、
893を刺したのがケイタだということはわかりました。
それなのに、大人になったケイタが、
どうしてあんなにも女房にデレデレできるのか、ずっとモヤモヤしていました。
首を締められているあっちゃんを助けるためとはいえ、
そして、ケイタをかばうために、
ナイフを抜いて出血多量にして致命傷を与えたのは涼子さんだとはいえ、
時効になったとしても、罪の意識はあるはずなのに。
あまつさえ、自分が人を殺した場所に、
愛する妻との新居を建てるなんて!!
だからそういう場面を見ながら、
ずっと、(ケイタってどういう神経してるんだろう?!)
って感じていた私が、行間が読めない人間なんでしょうか・・
その時にすでに、(この妻はもしかしたら・・)って感じるべきなんでしょうか。
あまりに理解できないので、私が子役を見間違えていて、
刺したのはサトシだったのかな、とまで思ってみました^^;
原案本では、「妻が14歳年下」とか、
「赤ん坊に、涼の字がつく名前をつけようとしている」とか、
そういうヒントが出てくるので予想できるのかもしれませんが、
映画ではそれが全く省かれているので、後出し感がひどすぎました。
しかも、映像で見せるのではなく、
全部ケイタに「説明セリフで言わせる」なんて・・。
きっと、マリを見つけるまでのケイタは、
あっちゃんと同じように、罪の意識を抱えて、
殻にこもって、がむしゃらに仕事をして生きてきたんだと思います。
だから、あんないい男なのにあの年まで独身だったんですよね (^o^)
それが、涼子さんを見つけ、マリを託されて、
ようやく償う術を見つけられた。
マリを幸せにすることでケイタは少しでも気持ちが救われるから、
だからあんなに、人目もはばからず愛せるんだとわかりました。
自分が奪った命の生まれ変わりだからこそ、
あの地で家族を築き上げることに意味があったんです。
まあそれでも、もしその事実を知ったら、
マリがどう思うかは・・
物凄く、怖いことでもありますが。
原案本では、あっちゃんは罪の意識を持ちながらも、
「でも殺したのは俺じゃないし」という意識に逃げている。
サトシは、何の罪も犯していないので、
ゆするというほどではないけれど、
ケイタが借金を断れないと思ってたかっている。
原案ではケイタがバットで殴り殺しているので、
涼子が手を下すことはなく、
893に「あんた、ごめんね・・」とつぶやいていて、
涼子は893を憎からず思っていた様子なので、
ますますケイタの行動が救われなくなっている。
ケイタは男気があるのですが、
ずっと会いにもこなかったあっちゃんには思わず、
「お前が殺そうって言ったから、俺がこんな罪を犯したんだ」
と責めてしまうし、
妻の出生の秘密を知らせてしまったサトシには、
それをバラされたくなくて、お金を貸してしまう。
・・と、誰も彼も、
ある意味、リアルに人間臭いのですが、
でもそれでは、やりきれない映画になってしまうので、
監督によるキャラクター改変、もしくは台詞の省略は、
救いにはなっていたと思います。
旬くんファンにとっては、
事実を知ってから見直して初めて、ケイタの魅力がわかる作品だと思うのですが、
一般の方は、初見であの作品に満足できるのでしょうか。
主役の演技を見るという楽しみはありますが、彼が考えたという
「俺達はもっと早く会うべきだった!」という予告の台詞も、
(お前が言うなよ?)という感じ。
ずっと罪悪感にフタをして、涼子を探しもせず、
サトシを見かけても逃げようとして、
自分を助けようと罪を犯したケイタを探しもせず、
会いにも来なかったのはあっちゃんじゃないの?
ケイタは、サトシが来ても拒絶することなく、
涼子の面倒も、サトシの面倒も見ているんです。
もし言うとするなら、
「俺はもっと早くお前に会いに来るべきだった」
じゃないですかね〜??
というわけで、
「いやいや、カミママのそんな見方は違うよ!ここが良かったよ。」
というお叱りのコメントを、気兼ねなく書いていただけたら嬉しいです。
私自身、この映画にもっと素直に感動したいので、
ポジティブな見方を是非、お待ちしていま〜す (^o^)/