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王様の耳はロバの耳

無言 * 第5話−1

もう、
このお芝居が見れただけで、何も望みません。

視聴率とか、結末とか、どうなってもいいです。

旬くん、凄いよ!
そして、田丸さん、ありがとう・・


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今回は、冒頭の留置場シーンから
まるでいつもとは違う稲見でした。

いつも自信満々、「さっさと片付けちゃいましょうよ」と
戦闘を飄々と楽しんで(?)いた稲見が、あんなに繊細だったなんて! \(^o^)/

虚ろな瞳で連れてこられた初めての留置場に、オドオドとしてみせて、
そのくせ、怒ってきた同室者には
(なんだよ、やる気かよ!?)とすごんで見せて、

いかにも良い舎弟になりそうなキャラを醸し出して、
稲見は見事な演技派でした。

なんとか潜り込みに成功しながらも、
取引に向かう時に追尾していた仲間の車が消えて、不安げな顔。

面倒見の良い沢田の突然の死に動揺して、瞳はみるみる濡れていくのに、
大きく頬をふくらませて息をしながら、涙をこらえる稲見・・


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やっと到着した仲間たちを、
(なんでこんなに遅いんだよ!!・・俺は、行くぞ)

という目で睨みつけるときの、
この表情に胸を突かれました・・

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もう、あちら側の世界に入りきって復讐に向かおうとする姿は、
憑かれたように歩き方さえフラフラとしていて、


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けれど、ガッシリとその腕を掴んで、
決して目をそらさずに見つめ続ける田丸さんに、救われて・・


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ここ、二人とも、
物凄いお芝居でしたね!!

そして、相手役が西島さんで本当に良かったと、
心底思いました。

無言で稲見を止められる田丸を演じて説得力があるのは、
もずにだぶるふぇいすと百戦錬磨の西島さんしかいません。

しかも、この場面も、最後の局長との場面も、
相手の上背がなければ、間の抜けた絵になってしまいます。

旬くんと遜色ない長身でスタイルのよいお二人だからこそ、
迫力のある、引き込まれる、美しい絵になっていました。

某映画の崖の上の場面では、
どうしても、見下ろす感じが気になってしまったので・・。

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やがて、なされるがままに拳銃を手放す稲見。

煮えたぎるような目で睨みつけていた表情が、
徐々に緩んでいきます。

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わずかに左右に瞳が揺れて、
(今、俺は何をしようとしてたんだ・・?)

少しずつこちら側へ、
正気に戻ってくるのが、手に取るようにわかります。

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自分を取り戻して、呆然とする稲見の、
この虚ろな表情。

この一連のお芝居の凄さ、
胸をギュ〜ッと掴まれて、息もできないほどでした。

このシーンを無言にした金城さん、
そしてそれに見事に応えた旬くんと西島さん、

いつもはなんでも批判するネット上でも
この演技には絶賛が溢れていて、誇らしかったです (*^^*)

深夜に流れたメイキングでは、
銃撃犯とのアクションが激しくて犯人の上着がほつれてしまい、

慌ててその場で縫う衣装さんに、
「ごめんね、ヤジー(あだ名)」と声をかける旬くん。

でも、縫いあがりを待つ間も稲見の気持ちを維持したままで
歩き回る後ろ姿が素敵でした。

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シーンが終わるごとに走り戻ってきてモニターを見る、
真剣な表情。

完全に、役の世界に入り込んでます。

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(オッケーですか?)というように聞いて、


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ようやく皆と拍手で終える時も、
まだ素には戻っていませんでした。

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・・無言こそ雄弁で、

稲見の心の中の慟哭が、憤怒が、
音もないのに溢れ出していて、

我に返った時のそのやり場のなさが、
どうしようもなく私達の心に響いてきて、

本当に素晴らしかったです!!

心臓を掴まれて、目をそらすことができないドラマに、
久々に出会いました。

信コンも、ウロボロスでさえも(最終回以外は)、
私にとってここまでではなかったような気がします。

BORDERと、
旬くんは出ていないけどMotherが、そんなドラマでした。

ネット上の感想で、
「悲壮感を出させたら小栗は一番」というのを読んで、
とても納得してしまいました。 (^^)v

どこにも笑える息抜きシーンがなかった第五話なので、
最後にちょっとだけ・・

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東京DOGSの時には、
奏ちゃんのアクションでワイシャツが飛び出さないように、
ゴムをつけて工夫をしてくれていましたが、

今回、撮影陣にその気遣いはなかったのか、
それとも893仕様の時だけはサービスなのか(!?)

チラリと見えた綺麗な素肌を、
置いておきますね〜 (*^^*)

リピが止まらないので、
映画の方の感想はまた後日書かせてくださいね(^o^)/



by harupyonri | 2017-05-11 18:54 | Comments(0)