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王様の耳はロバの耳

儚き月の光 * 光秀編 

あっと言う間に興収25億を突破して、
まさに、破竹の勢いで天下統一に向かって行った信長のようです (^o^)v

もうファンの皆さまは劇場に足を運んだと思うので、
ネタバレありの感想を書かせていただきますね。

そして、グッズの卓上カレンダーもご紹介。
表紙の他に写真は6枚ですが、本編とは違うアングルもあります。

そしてなんといっても、厚手のしっかりした紙質で、
写真は少し輝きのあるような(?)特殊印刷で、すごくいいです!

通販で買おうかな〜、と迷っているあなた、
買って後悔はしないと思いますよ (*^^*)

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さて、ちまたの感想をたどると、
「小栗旬、とにかくカッコいい!!」という声で溢れていますね (^o^)

でもそのほとんどは、
サブロー信長の勇姿に惹かれているのだと思います。

映画版サブローの魅力を語りだしたら夜が明けてしまうので、
(まだ夕方なんですが・・^_^;)

今日は、一番悩ましいキャラだった光秀について
考えてみたいと思います。

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原作ではサブローを支え、協奏曲を奏でる役だったのに、
ドラマでは、なんで不協和音にしてしまったのか、

あの時は本当に不満でした。
(脚本家とお友達の某俳優さんをバディにするためでしたよね・・)

織田家に戻ってみて、皆に慕われているサブローを見て、
徐々に嫉妬心が湧いてくる、というのはわからなくもありません。

そしてついにドラマのラストでは、自ら半兵衛を切り捨てます。
あの時、光秀は確かにBORDERを超えたはず・・ ^_^

それを、白→黒へ変わった頭巾が象徴していましたね。

けれど、本願寺戦で万策尽きた時に、
命がけで助けに来てくれたサブローに心打たれて、

あっさりと(?)、謀反心を捨てようとします。

サブローは皆を照らす太陽、
自分は月ほどの光にしかなれない、と・・。

そしてついに、
自らの命をもってサブローを救おうと決意したのです。
(ここは、旬くんたちの進言で脚本が変わったところですよね。)

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最初は、光秀がどうしようとしているのか、
ハラハラしながら見ていた私ですが、

さすがに本能寺突入の前に、
ミッチーはサブローを助ける気だな、というのはわかりました (^^)

それなのに、無残に殺されていくミッチー (T_T)

これでもか、これでもかと刺し続ける秀吉の、
いくら刺しても報われぬ復讐の虚しさの涙とともに、

「お前の死はなんの意味もない」と言い放たれた
光秀の虚ろな瞳・・

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もともと身体が弱く、おそらくはその分、座学では聡明だったろうに、
織田家の嫡男に生まれてしまったことが悲劇の始まりでした。

せめて武家の嫡男らしく勇猛なところを見せなければと、
去勢を張った結果が、秀吉の故郷の焼き討ちでした。

一度はサブローに織田家を託して逃げたものの、
やはり顔を見に戻ってきてしまう気の弱さ。

サブローに支えてくれと言われて織田家家臣になったものの、
目のあたりにするサブローの輝きは、

どんなに眩しく、痛かったことか。

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サルくんとでんでんに焚き付けられて、謀反心を募らせ、
またも弱さゆえに、残酷な攻め方しかできない光秀。

半兵衛を殺し、
本願寺戦の隙を突いてサブローを殺そうとし、

でも、ダースベーダーにはなりきれない。 

所詮、「その器ではない」者の悲哀です。(T_T)

そして、最後の最後に男気を見せるのに、
それすらも、ブレない秀吉に踏みにじられる・・。

光秀は、やはり武家の嫡男に生まれたボンボン育ち。
考えが甘いんですよね (>_<)

織田家の正当な血筋を引き、サブローの重鎮でもある自分が、
土下座して頭を垂れたら、それで全て終わるだろう、という甘さ。

戦国時代の武士には、
大将が切腹すれば家臣たちは許される、という美学もあったでしょうが、

農民あがり、間者あがりのしたたかな秀吉に、
そんな美学は通用しません。

生まれ育った階級が違うということは、
価値観も全て違うということ。

そこを読みきれなかったヤワさが哀れで、
犬死にしていく虚しさ、惨めさが突き刺さって・・

そこで終わったならば、それはそれで、
世の中の厳しい現実を知る大人に響く、苦い最期の姿で、

それも良かったかもしれません。

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でも、この映画がこれほどヒットしている理由は、
ここに救いを残してくれたことだと思うんですね (*^^*)

虚しく死んでいく中で、最後に光秀の瞳に映る、
サブローと帰蝶の雛人形。

「ありがとうね・・」と言ってくれたサブローの声。

もう、号泣です!! (T_T) (T_T)

サブローも、帰蝶も、お市も、救えないかもしれない。
自分の命は、人生は、結局何の役にも立たなかった・・

そういう思いの中で、たった一人にでも、
「ありがとう」と言ってもらえた。

その、ほんのわずかな救いがあったからこそ、
数多くのJKにもJCにも、大きなお姉さんにも(?)受け入れられて、

読後感が爽やかな作品になったんだと思います。

インタによれば、
光秀が万感の思いを込めてあの雛人形を拾い上げるのは、
旬くんのアイディアだったとか。

それを監督さんが活かしてくれて、
死の間際に光秀が雛人形を見つめる、あのシーンを生んでくれたって、

本当に素晴らしいことだと思います!

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そしてこれは結果論かもしれませんが、
ドラマの最初からミッチーがいい人でなくて、良かったのかもしれません。

良い人ミッチーが、そのままサブローを助けて死んでいったら、
あまりにありきたりというか。

黒と白に揺れ動く光秀だったからこそ、
最後にどちらに転ぶのか不安にさせて、

そして最期の時に初めて覚悟を決めた、その悲しい微笑みに、
心を掴まれたのですから。

儚き月の光、
いえ、それにすらなれずに消えていった、ミッチー。

けれど、流れ星ほどの一瞬の輝きが尾をひいて、
胸に刺さっています・・

そして、「ほんまでっかTV」で、
「光秀タイプ」だった旬くん! (^o^)

わかりますよね〜!
孝之くんのような、揺るがぬ秀吉タイプではない。

傷ついたり、揺れたり、惑ったり、

急に攻めに転じたかと思えば、
もって生まれた優しさと、ナイーブさに立ち戻る。

けれど、最後の最後には、男気を見せてくれる・・

そんな光秀・旬くんが、大好きです (*^^*)

 * * *

今回、ドラマを見ていなかった知人に映画を見せたら、
あれほど毅然とサブローを救おうとした光秀が、

なぜ秀吉の言葉に揺れ動くようなキャラだったのかが
腑に落ちない、と言っていたので、

私の見方を書いてみました。

ドラマの経緯を知っていないと、
光秀のキャラは説明不足だったのかな?

2時間の映画で描き切ることは無理だったと思いますが、
叶うならば、

光秀主役で、光秀目線で見たパラレルドラマを
見てみたいです。

皆さまは、光秀の死に様をどう捉えましたか?
感想、聞かせていただければ嬉しいで〜す (^o^)/
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by harupyonri | 2016-02-09 18:30 | 小栗旬 | Comments(0)