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王様の耳はロバの耳

無邪気 * 第二幕−1

まだ、あのケンの姿にハトヤ隊員を上書きしたくなくて、
映画の予告はあまり見ないようにしています。

でも、最近は
ケンがチャーハン食べてたり、 (^o^)
車で海に行ったりしているので、

忘れないうちに書きとめておきたいと思います。

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ランチを買って戻ってきたケン、
働き始めて数ヶ月を経たのでしょうか?

ヨレヨレのTシャツにチノパンというラフなスタイルで、
髪型も、素の旬くんみたいな天パ。

相変わらず絵を観察するばかりのロスコを見て、
「・・ま〜た(見てるだけか)。」 と舌打ちし、

無神経に絵の前を横切ろうとして、
ロスコに手で追い払われて、うんざり顔。

それでも、
「あの中華屋、つぶれてましたよ」
と伝える言い方がカワイイ (*^^*)

ロスコを嫌っているわけではなく、だいぶ慣れてきて
気の置けない態度を取れるようになったってことですよね。

ロスコにランチを渡さずにさっさと自分で食べ始めるところ、
気を使わない師弟関係が垣間見えます。

レシートを寄越せ、と意外に細かいロスコ、

脚立に座ったままズボンのポケットを探る時、
右足を伸ばすんですが、

この足の長さを見てよ〜
と言っているかのような(?)、惚れ惚れする美脚です (^o^)

ケンがピカソ展のことを言い出したので、
興奮してヌードルを食い散らかしながら
まくし立てるロスコが、いかにも芸術家。

ケンは食べながらでもどこか汚くならないのは、
さんざん物を食べるCMで鍛えられている、旬くんの技!?

CMやバラエティでもいつも思うのですが、
旬くんは、物を頬張ったまま喋るのが上手ですよね!

キュビズムを追いやったことを誇らしげに話しながら、
「子は父を追放する。敬愛する、だが殺す」

その言葉が印象的です。

それを聞いて、「なんだか得意げですよね?」
と笑いながら言う、まだ無邪気なケン。

これが2年後に、
このロスコの言葉を武器にして彼を攻め立てるとは・・。

でもこの時はロスコの芸術論に感服し、
「そうか、あなたの絵は具象絵画と違って観客を必要とするんですね!」

と、だんだんとロスコの芸術を理解していく。

私は先生ではない、と言いながら、
やはりロスコはケンに自分の芸術論を教えているし、
ケンもそれを素直に吸収しようとしている。

英書の脚本では、
「誰もいない時にも、あなたのこの絵は脈を打っているんだろうか?」
と自問するケンを、

ーロスコは嬉しそうに見つめているー
とト書きがあります。

そして、旬くんも話していたように、
ロスコは劇中で一度もケンの名前を呼ばないんですが、

でも、呼びかける時に
Kid、 とか My friend、 って言う時があるんです。

つまりこの時の二人は、
お互いをどんどん受け入れ合って、わかってきていて、

息の合った師弟関係を築きつつある、
すごくいい感じになってきているんですよね〜 (*^^*)

そんな空気も一転、
照明を煌々とつけて、真っ白になった部屋で
何を想起するか問われたケンは・・

これは上手バルコニーから見ると感動的なのですが、

それまでの快活な若者の顔つきが一瞬で消え、
まるで魂が抜けたかのような、能面のような表情になっています!

そして羅列するものは、
骨・死体安置所・惨殺・・、恐怖?

さすがのロスコも「何だって??」と驚き、理由を問います。

両親が亡くなっていた部屋の、窓から見えた雪を思い出すから、
と告白しながらも、すぐに気を取り直し

また絵の話に戻る二人。
屋外で描くのはまっぴらだ、と語るロスコと笑い合うケン。

自然光のない教会に飾る絵を頼まれた画家は、
色が内側から輝くように描いた・・

と言いながら、ハッとして黙りこむロスコ。

その気配を察して、慌てて椅子を片付けに走るケン。
このシーンは英書にはなく、小川さんの演出でしょうか?

最初の頃は、一気に椅子を押しのけていたのですが、
後半では、一度椅子に手をかけてロスコを見つめ、
それから脇に持っていく・・

という「宇宙一、間のいい男」ならではの
動きを見せていました (^o^)

バケツと絵の具を持って来い!というロスコに、

「本当に今から描くんですか!?」
と期待に震えながら見上げるケンの目が、
小さな子供のように、なんてキラキラしていたことか!

旬くんの目は、本当に本当に表情豊かで、
台詞がなくても、ものすごくたくさんのことを語ってくれます。

でも、夢中になるあまり、
不用意に発してしまった言葉。

「何が足りない?」と自問するロスコに、
安易に「RED」と答えてしまい・・ 


つづく
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by harupyonri | 2015-10-08 18:41 | 小栗旬 | Comments(0)