2014年 11月 12日
演技賞
今こそ心底思っています。
・・という出だしを読んで、もうお気づきでしょうが、 (^_^;)
心の暴走を止められない私から、
第五話の、勝手に選んだ演技賞の発表です。
第一位、
明智光秀こと、真の信長。 (^^)v
ラストシーン、頭巾から覗く瞳だけで、
サブローと帰蝶への嫉妬心、そしてそこから芽生える敵意まで、
ゾクゾクするほど見事な演技でした!!
それから、最初に隠れる時の、光秀とサブローの走り方の違い、
皆様の感想を読んで初めて気がつきました。 (^_^;)
そうですよね、
いつも役柄に合わせて走り方を変える旬くん、さすがです!
2人は立ち姿や座っている姿勢も、
ピンと背筋を伸ばした光秀と、リラックスしたサブローで、
全然違うんですよね〜。
声のトーンも、話し方も、全く違う。
目の大きさ(目の開き方?)まで違う!
これから、光秀がどう出るのか!?
ようやく楽しみが増えてきました!
続いて第二位。
ここはやっぱり、だんだん成長してきたサブロー信長くん。 (*^_^*)
帰蝶と並んでお市を送り出す時の表情は、
夫としても、兄としても、自覚を持った男の顔になっていました!
帰蝶を前にしながら、
「政略結婚なんて幸せになれない」と連呼して、
まったく女心のわからないヤツ! (>_<)
と、やきもきさせましたが、
ようやく帰蝶の立場にも思い至って、
「俺、ちゃんと夫になるよ」という宣言、良かったですよね〜。
しかし、もう何年も経っているのに、いまだに帰蝶の部屋に入れず、
窓やふすまの外から声をかけてる姿が、カワイイです。 (*^_^*)
第三位。
白無垢姿のお市様を見送りながら、
一目惚れして胸を押さえている柴勝さん! (^o^)
あんな脳筋キャラなのに、
あの見送りの群衆の中にいながら、きっちり視聴者の目にとまるように、
恋に落ちたその瞬間を細かく演じているのは、すごい〜!
そして番外は・・
鳴いたり怯えたり、見事な芸を見せたホトトギスちゃんでした〜(^o^)
しかしながら、お話に関しては・・
前回の記事に共感してくださった皆様なら、
今日私が書きたいことは、わかってくださいますよね?? (^_^;)
申し訳ないけれど、
これはもう、完全にスタッフの能力不足です。
第三話と同じ脚本家、演出家で、同じようにダメだったから・・。
つねちゃんのリアル友人の脚本家さんということで、
つねちゃん回を任されているのでしょうが、
いたずらに出番を増やしても、全然カッコよくないんですよね。
ただダラダラと間延びした話になって、早送りしたいくらい。 (>_<)
悲恋の切なさもなにも、ちっとも伝わってこないし。
つねちゃんに関して言えば、第四話の方が出番は少なくても、
印象的でカッコいいシーンが多かったです。
秀吉だって、
織田家に入り込む時の、
草履の足を映しただけのシーンでさえゾクゾクしたし、
さおとめくんを殺す時の迫力は、
さすが「たー」くんならでは! だったのに・・
今回の秀吉は、
間者の侍女を脅して、「わかりやすく」ニヤリとさせるだけ。
もう、こんな演出、役者をバカにしてんの〜!? ( ・`д・´)
第一話・第二話はものすごくテンポが良くて、
そこが「現代版時代劇」らしくて面白かったのに、
この人たちの回は、小学生でも思いつくような陳腐な内容で、
しかも平々凡々な演出。斬新さがまるで無い。
それから、Pが目指しているバディ感も、まったく出てこない。
バディといえば、コレ ↓ を思い出してしまいますが、
旬くんは、共演俳優さんと、
こちらがドギマギしてしまうほどのバディ感を出すのは、お手の物!
東京DOGSの時には、あの、男二人のラブホテル・・
もとい、ビジネスホテルお泊りという名(??)シーンまで生まれたので、(^o^)
こちらもつねちゃんとのシーンを期待していたのですが(!?)、
むしろ、先週の半兵衛とのシーンの方がドキドキしました〜 (*^_^*)
それもそのはず、
半兵衛を助けに行ったサブロー信長の、「迎えに来たよ」という言葉は、
旬くんが提案して「助けに来たよ」から変えてもらったんだそうです。
TVすていしよんに載っていたPの裏話を読んで、
このドラマのダメな部分がなぜなのか、よ〜くわかりました。
P 「原作とはやや異なったストーリーを展開している」
いえいえ、私もとうとう原作を読み始めてしまいましたが、
「全く異なった」ストーリーですよね。 (^_^;)
もちろん、原作で説明がはしょられていた部分が補足されて、
わかりやすくなっている部分もありますが・・。
P 「台本作りは、歴史年表から有名なエピソードを一つ選び、
そこにつながるようなサブローたちの行動を考えていく」
だから、無理やりで面白くもない行動に時間を割いて、
最後はご都合主義で歴史的エピソードに結びつけてるんですね。
旬くんが、放送前のインタビューで、
「どうしても歴史的イベントのハイライトみたいな展開になるから・・」
というようなことを、心配そうに言っていた意味がわかってきました。
イベントがあるのはいいのですが、
そこに生きる人々の気持ちに惹き込まれるような、共感できるような、
そういう印象的な場面というのが少ないんです。
P 「毎回、現代と戦国時代の価値観の衝突を盛り込む」
死に対する考え方、結婚の在り方などが各回のテーマとのことですが、
そういう主張って、声高に押し付けられたいものじゃないんですよね。
本当にいい作品は、
「本当に好きな人と結婚するほうが幸せでしょ?」などと言葉に出さなくても、
顔も知らぬ相手に嫁ぐような、そんな時代に生きた人の不条理や無念さが、
役者さんたちの演技だけで、自然に視聴者の胸を貫くものだと思うんです。
そして、今回出演している役者さんたちは皆、
そういう名演技のできる力量を持った人たちです。
正直、役者さんの能力も、視聴者の読解力も、バカにしてるのか!?
・・と、ずっとそう思っていたのですが、
どうやらPは、幼稚園生目当てで(?)このドラマを作っているらしいんです (>_<)
P 「家臣団があえて時代考証上は正しくない、現代口語に近い話し方を
している効果で、キッズの視聴者も多い」
「女性陣が時代劇調の言葉なのは、そのほうがかわいいから」
「エンタメだから難しい歴史用語は出さない」
でもね、小学生だって、バカにするなって怒りますよ?
私が子供の頃は時代劇もたくさんありましたが、
時代劇調の言葉でも、だんだんそのニュアンスはわかってきますよね。
難しい用語だと思うなら、いっそテロップを入れたっていいんです。
そして、いくら「ゆとり」の若者たちだって、
ここまで平易にしなければ歴史も心情もわからない、
なんてことはないはずです。
まして普通の大人に至っては、
「わかりやすく」するために陳腐な表情で、陳腐なセリフを言わされている
役者さんたちへの、愛惜の情だけで見続けているという・・ (T_T)
げつくだから恋愛が必要?
・・取ってつけたような、しかも矛盾だらけの恋愛エピなんて要りません。
げつくだから若年視聴者向けの内容にしたい?
・・「本物」を作れば、小学校高学年以上ならちゃんと理解できます。
豪華ゲストを集めてそれぞれのエピソードを描きたいなら、
大河くらいの回数をかけてジックリやればいいんです。
せめて最終回に向けては、
サブロー、光秀、秀吉の三人に絞って、
その感情のぶつかり合いを丁寧に描いてほしい。
ああでももう、
心は既にウロボロスに飛んでいます!
発表されたウロボロスのポスターの旬くん、
どストライクのサラサラヘアーに、細い銀縁メガネ、
スリムなダークスーツに身を包み・・
しかも、「元嫁」との最強のバディ感は、
写真からだけでも溢れ出ています〜!! (^O^) (^O^)
・・今日もまた、毒を吐いてしまってごめんなさい。
私が信長の制作首脳陣を全く気に食わないとしても、
旬くんはそこで数々の名優と共演して、
とっても素晴らしい経験を積んでいることだけは確かですよね!
サブロー信長の、そして旬くんの闘いを、
最後まで見届けま〜す! (^o^)/
第5話は、そうだったんですか、あの悪夢の3話と同じ脚本、演出家だったのですね。なるほど(苦笑)。ただ、恒ちゃんとおいっちゃんが頑張っていたからか、第3話終了後に味わされたような絶望感は私はなかったですけど・・・。まあしかし、第5話ってメイン(!?)以外だけ素晴らしかったですよね(苦笑)。
Pの裏話はやばいですね~、何の期待もできないな、やっぱり。増本P(リチプアのP)やメイン脚本家(のはずだった?)の西田さんが早々と抜けてしまった理由もそこにあるんでしょうか?
原作無視でもおもしろければ問題ないのだけど、思わず原作を確かめたくなる出来っていうのはまずい気がします。それに、今まで原作実写化で成功してる作品って、のだめなどがいい例で、やっぱり原作リスペクトがあるものなんですよね。
まあでも、小栗くんのミッチーとサブローの再会にはわくわくしました!願わくは、協奏曲の相手であるミッチーの改悪だけはありませんように、ですね(不安ですけど・・・)。私も最後まで見届けます!そして、ウロボロスに期待です!!