2011年 02月 14日
誤算 コメンタリー * 前編
皆様から暖かいコメントをたくさんいただき、本当にありがとうございました!
さて、受験が終わったのになかなか記事が書けないのには、
いくつか誤算があったんです。
まず第一に、塾がないと子供がずっと家にいる。
正直言って、こっそり旬活をしたい身には大変困ります。 (^_^;)
次に、なんとDVDが壊れてしまい、
自分で録画したDVDが読み込めなくなってしまいました。 (T_T)
幸い、HDDと市販のDVDは見れるんですが、
早急にブルーレイを買わないと、3年分の録画DVDがゴミクズに・・(>_<)
そんなわけで休みの日には電気屋めぐりです。
前のDVDも見るためにはDIGAでないとダメなんですが、
オススメ機種などありますでしょうか??
そして、最大の誤算は、
ようやく見た「踊る3」に、はまってしまったことです〜 (^o^)
舞台で散財してまだDVDを購入されていない方、
以下はコメンタリーのネタバレですので、
まだ読みたくない方はスルーしてくださいませ・・。
最初にまず、旬くん登場場面のコメンタリーをざっと聞いたら、
また本編をじっくり見たくなって・・。
で、本編を見たら、
またコメンタリーも全編じっくり聞きたくなって・・。
その繰り返しで、止まりません。 (^o^)
コメンタリーの主だった内容は、
すでに他の皆様の有名ブログにも書かれているので省略しますが、
ちょっと印象に残ったところだけ。
開始20分位、新しい携帯が所轄に支給されて、奪い合いになるシーン。
本広監督 「みんな、(奪い合いのようなコミカルでハデな芝居を)
やりたくて仕方ない。(それが踊るらしさ)。」
君塚脚本 「ある種の芝居合戦の良さ。
じつはみんな芝居、強い(ハデな)んだよね。」
そんな会話から、突然、まだ登場してもいない旬くんの話題に・・。
君塚 「だから小栗旬くんは、まぁものの見事に、
それ(皆芝居がハデだということ)を何となく気がついて、
何も(ハデなことを)しない、ということをやったんだよね。」
本広 「そうですね。小栗はそれでゴンと(?)、
この(ハデな芝居の)世界に入らないで、とね。」
ここで突然旬くんの話題になったのが驚きでもあり、嬉しくもあり、
しかも脚本の君塚さんが認めてくれた、というのもありがたく・・。 (^_^)v
本広監督は、
小劇場で舞台をやっている癖の強い俳優さんたちを多用するようで、
君塚さんは、ちょっとそれはどうなのかな・・と懐疑的な感じなので、
旬くんに対して高評価が出てきたみたいなんですね。
「まぁ、ものの見事に」っていう言葉が最高の賛辞じゃないですか!
そして開始33分位、大会議室で鳥飼登場のシーン。
ふたたび旬くんの芝居のお話に。
亀山 「来ました、管理官! 補佐。」
この亀山Pの言い方も、
期待の新人登場! っていう口調で嬉しかったです。 (^o^)
君塚 「実はこの芝居をやってる人って、踊るの歴史にはなかったんですよね。
もっとどうしても、(芝居が)強くなってたの。」
亀山 「(寺島さんみたいに)アツいんですよね、芝居が。」
君塚 「そうですね、コメディだろう、って。」
本広 「裏の設定があるじゃないですか、小栗君の役の。
それも彼にちゃんと伝えて、今のこの芝居、出してきましたからね。
だから1個1個が丁寧なんですね、
こうやってお辞儀するところとかも。」
鳥飼があの長身を折り曲げて、深々とお辞儀するシーンは、
旬くんがやってみたら監督が拾ってくれた、とのシーン。
本広 「ホントに彼はあんまり無駄なことやらないですよね、すごい。
そこがまた、いいんだよなぁ。」
この「いいんだよなぁ!」っていうくだけた言い方が、
本心から出てきた言葉っていう感じで、とても嬉しかったです。 (^o^)
亀山 「脇役から上がって来たから、
本当は目立つ芝居をやりたいんだろうけど、
与えられたポジションで、自分はこうだって、
パンとその辺は見て、そうなってったんだろうね。」
君塚 「(踊るに)呼ばれたんだから、(ハデな芝居の)仲間に入ろう、と
思わなかったっていう決断は正しかったですね、彼は。」
亀山 「どっかで、それが自分のここの役回りの一番正しい選択、っていう。
濃い芝居でぶつけてく、っていう選択肢は取らなかった。」
とまあ、鳥飼のニュートラルなお芝居は、
「踊る」ファミリーにとってよほど新鮮だったらしく、
大絶賛でしたね〜! (^o^)
結局、過去のキャストのマネをしようとしないで、
さりげなく「自分」を出してきた頭の良さ、
ハデなお芝居ではないのに、
だからこそ逆に存在感を感じさせた旬くんの演じ方、
この三人をうならせたというのは、
とても誇らしく、嬉しい発見でした! (^_^)v
そして、旬くんのクランクインのこのシーンでは、
三人とも、
「ガキの頃見ていたヒーローと、いきなり何時間も二人っきりで、
(小栗が)めちゃくちゃ緊張してた」と笑ってて。 (^_^;)
ここでは、上を走る「ゆりかもめ」の影が青島さんの顔にかかるんですが、
ちょうど、穏やかに見えた鳥飼が
「室井さんはロマンばかり追って、馬鹿みたい」と、
冷徹な言葉を吐いてちらっと本性を出し、
青島が(えっ?)となるタイミングで、その影がサッと消えて、
印象的な映像になるという撮影の幸運もあったそうで・・。
コメンタリーを聞いてから見直したら、
なるほど、青島の心象を表すかのような偶然の効果でした!
二人がアパートの捜査に行く場面では、
小劇場出身の女優さん(大家)が青島を引き留めておしゃべりするところで、
監督は
「鳥飼はさっさと入っていくけれど、
青島はついつい引き留められるっていう差を出したくて」と言ってましたが、
君塚さんが、
「長々しゃべりかけるのは舞台俳優のやり方。
映像だけで見せられなかったのか?」
と苦言を呈していましたね。
これを聞いて、う〜ん、演出って難しいんだなぁ、って思いました。
私はその場面を見た時、
大家さんに「おじゃまします」と丁寧に挨拶した鳥飼が、
(官僚だからって高びーじゃなくて、好感度アップ (*^_^*))
なんて思ってただけでしたからね〜。
監督の意図も、君塚さんの不満も気づかずに、
鳥飼くんしか見てませんでした、ハイ。 (^o^)
・・というわけで、
まだまだ長くなりそうなので、後編に続きます。
とにかく、スーツに黒縁メガネのスリムな鳥飼補佐官を見ているだけで、
うっとりとしてしまい、気づけばヨダレが(!?)な日々・・。 (^_^;)
これではなかなか、アレックスくんにたどり着けないかも!?
そして、こうして「踊る」を見ていると、
上半期にクランクインする映画3本も、そろそろ情報が欲しいですよね!!
全ては、舞台が終わってからなのでしょうか。
首を長〜くして、待っていま〜す (^^)/
ということで朝から同じく、本編とコメンタリーをみています。
評価が高いのは嬉しいですし、もしかして本当に次回作に繋がる?
今年の映画の仕事に入ってる?
ドリトルと対比で優しい王子の役もそろそろどうでしょうか?
穏やかな語りを聞きたいです
DVDショップの立ち姿鳥飼くんポスターを見るたびに、
ハート目になっている自分がいます。
アレックスボーイと同じ旬君が演じていると思うと、
不思議です。役者さんて本当に凄いですね。
私、湾岸署と同様に「経費節減」で、スタンダード・エディションを購入したため、カミママさんのコメンタリー解説は非常にありがたく、感謝、感謝です(^^)
後編も楽しみにしています!!