2009年 06月 12日
古本シリーズ * 2004
来るべき雑誌ラッシュに備えて(?)少しは整理しなくちゃと、
古本の山をかきわけてみました。 (^_^;)
anan特別編集、好きな男デラックス・04年版。
21歳の旬くんです。
まだまだブレイクしていなかった旬くんは、
30位以内にはランキングされていませんが、
「役者界のニュージェネレーション。
今、この4人から眼が離せない!」
という特集で、佐藤隆太さん、森山未来さん、市原隼人さんと一緒に
ピックアップされてます。 (^_^)v
4人とも、その後の大活躍を思えば、
見る眼のあった記事ですよね〜!
ーー蜷川幸雄氏が、「舞台で主役を張って出ていく役者」と
絶賛する実力派、小栗旬さん。
との紹介に、
旬「嬉しいですけど、すごい過大評価。
ただ、蜷川さんは褒めてくださる一方で、
『このヤロー、のほほんと生きやがって。
何でそんなに幸せそうな顔してるんだ。
もっと孤独を感じて生きろ』って言うんです。・・」
旬「どんな役も、小栗旬の中にあるものが反応して、
演技という形になっていくものですからね。
だから、感じることさえ忘れなければ、幸せだっていいじゃないか・・
って、反論したい気持ちも、ちょっとある(笑)。
(中略)
僕の課題は、謙虚さと貪欲さを忘れず、
自分らしさを極めていくことだと思う。
幸せで何が悪い!、と、胸を張って言えるようにね(笑)。」
・・最近のANNの明るい声を聞いていると、
今また、旬くんは幸せそうな顔をして生きているんじゃないかな、
って思いませんか?
映画監督とか言うと、また蜷川さんはダメ出ししていそうですが(?)
旬くんは、少しは胸を張って、
「今、幸せです!」って言えてるでしょうか。 (*^_^*)
私たちが、もっともっと、
役者として輝く小栗旬を見続けていたいように、
蜷川さんも、
小栗旬の、役者としての天性の魅力に惚れこんでいるからこそ、
自分をも客観視してしまう演出家志向はまだ持たずに、
今の年齢でしかできない演技に没頭しろ、と思うのでしょうね。
だって、この記事の出た2004年の旬くんの、
この「生まれたて」みたいな美しさ!
前年の「ハムレット」で初めて蜷川組に参加し、
これから「お気に召すまま」を控えていた、
「演劇ブック」2004年10月号です。
旬「せっかく二枚目役をやらせてもらったから、
とことん二枚目になりきろう、と思いました。
照れはあんまりなくて、変な話、キスシーンとかも
相手が成宮だし、って思えばすんなりできてしまうというか(笑)。」
この初々しい旬くんを、生で見ていたファンの方々が、
本当にうらやましいです・・ (>_<)
DVDで見ても、本当に惚れ惚れするほど、
若くみずみずしいオーランドーで、
たくましさ・男らしさの増した2007年の舞台とは、
また違っていたんでしょうね。
旬「オーランドーは、男装したロザリンドに全く気付いていない。
要は、単純バカなんですよね。
魔術を習ったとか言われたら、
素直に受け止めちゃってますし(笑)。
でも、恋に関しては昔から人間は変わってないんだな、みたいな、
現代でもありえるような部分がたくさんあると思うんですよね。」
・・こうして舞台の上の旬くんをたどっていくと、
もっともっと板の上に立ってほしい!! って思ってしまうけれど、
最近ようやく、少し気持ちが変わってきました。
実は、初めて「映画監督」の一報を聞いたときは、
(え? 20代でチャレンジするのは、早すぎるんじゃあ・・?
いたずらにマスコミから叩かれることになるのかも・・。)
って、要らぬ老婆心を抱いてしまったんです。 (>_<)
でも、21歳でしか演じられないオーランドーがあったように、
24歳だからこそリアルなカイユスを演じきれたように、
26歳でしか撮れない映画っていうものも、あるのかもしれない。
26歳の未熟な感性、未完成な技能だからこそ
生まれる作品があるのかもしれない。
今は、それを見てみたい。
たとえ、興行的に失敗しても、
マスコミから叩かれても、
あとからまた、役者として挽回して、
稼いでもらうことにして(?) (^_^;)
そして、
きっと彼はまた、その経験を糧にして、
役者としても、人間としても、伸びていくはずだから。
・・なんて、
撮る前から、大成功は期待していないような口ぶりですみませんが、
下手に、すごい作品ができてしまって、
もう役者はやめて監督に専念する、とか言われても困るしね! (^o^)
確か、以前から旬くんが暖めていたストーリーがあって、
ずっと前に武藤さんに脚本を書いてもらって、
新幹線の中で山本社長に「こういうのやりたいんです」って見せたら、
「これもやってやるから、
この脚本家をクローズのために紹介しろ。」
っていう話になったんでしたよね。
無事にクローズ1&2が大ヒットした今、
ご褒美に(?)その脚本を実現するチャンスをもらえたのなら、
嬉しいのですが!
とにかく、
夢に向かっている旬くんは、
最高の笑顔です。 (^o^)
1時間前と、今と、2時間後の、
空の違いを感じられる、そんな心で、
26歳の彼が生み出す作品を、待っていたいと思いま〜す (^^)/